5月10日はコメドの日です。
5(コメ)+ 10(ド)という言葉自体の意味と、
5(コメド)、1(一緒に) 、0(ゼロ、なくそう!) という二つの意味がこめられているそうです。

そもそも、コメドという言葉を知らない方も多いと思います。私も皮膚科の分野に関わるまでは知りませんでした。コメドとは、ニキビの始まりの毛穴がつまった状態のことで、白ニキビのことです。コメドを放っておくと、炎症を起こし赤ニキビになります。赤ニキビはニキビ痕になってしまうこともあり、コメドのうちから治療することが大切です。

過剰な皮脂のみでなく、乾燥もコメドの原因となります。肌が乾燥すると皮脂腺から過剰に皮脂がでて、時間の経過とともに毛穴が詰まり、この詰まった皮脂がいずれかたまってコメドになります。また、日焼けや摩擦でも角質が厚くなり毛穴が塞がるため、コメドはできやすくなります。
最近は、小学生のニキビも増えています。石鹸で顔を洗う習慣がなく水洗いだけという方が時々います。石鹸で顔を洗うだけでもコメドやニキビが減る場合もあります。また、刺激が強すぎる洗顔料でも乾燥を招き、コメドが出来やすくなる場合もあるので注意が必要です。