近年日本では、目の水晶体に存在するルテインと加齢についての研究が大きくクローズアップされていますが、肌においても肌の細胞を構成する成分の1つとして重要な働きを担っています。その大きな機能の1つが「光からの防御」です。ルテインは紫外線による光ダメージにより生成される活性酸素から細胞を守るだけでなく、有害な光に対して細胞を守る作用を発揮します。わかりやすくいうと、日焼けによるダメージから肌を守ります。

しかし体内でルテインを作ることはできず、加齢や喫煙・日常のストレスによって減少していくため、正しい食事からルテインをとることが重要です。主にカボチャやニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜に含まれています。カボチャに含まれるルテインやβカロテン(夜間の視力維持、皮膚や粘膜の健康を維持してくれるもの)は脂溶性なので、油と一緒にとると吸収がよくなります。

暑い季節にも食べやすいように、カボチャの冷製スープとカボチャのきんぴらを作りました。カボチャの冷製スープは1/4カットのカボチャを小さめに切り、200mlの牛乳と一緒に耐熱容器に入れてラップをして8分ほど加熱し、柔らかくなったカボチャをつぶして牛乳の加減をみながら100ml~お好みの量を加えて完成です。レンジで加熱中の牛乳は吹きこぼれやすいので注意してください。加熱したカボチャを裏ごしすると、より口当たりがなめらかになっておいしいです。

カボチャのきんぴらはオリーブオイルをひいたフライパンに塩を先に加えて、オイルに塩がなじんだら細くきったカボチャを入れて2~3分炒めれば完成です。お好みでコショウを加えます。すぐに火が通るので、歯ごたえを楽しみたい方はサッと早めに炒めるとよいと思います。オリーブオイルとカボチャの相性がよくおいしかったです。あまったカボチャでサッと1品作れるのでオススメです。