肌育注射について

最近雑誌などで、肌育注射という言葉を耳にすることがあります。

肌育注射とは、当院では以前から行っている治療で、色々な薬剤を使って、肌の再生を促し、肌の質を根本から改善させ健康な肌目指す治療です。

注入する薬剤にもさまざまあり、注入する成分によっても効果が違います。

使う薬剤によって異なりますが、肌の成分であるコラーゲンやエラスチンの生成やそれらを作り出す繊維芽細胞を増加させることでシワやたるみを改善したり、健康な肌を作ることによってくすみやシミの改善、肌全体のトーンアップ、乾燥肌や敏感肌を改善します。

当院で使用している薬剤としては、スネコスパフォルマやエクソソーム、ダームエデン プロなどです。他に、ボツリヌストキシンも使用します。
元々顔の表情筋に注射することでシワを改善させるボツリヌストキシンですが、筋肉でなく皮膚の浅い真皮層に注入することで、筋肉の機能は保ちながら筋肉の表面線維の動きを抑えます。これによって、自然な表情のままシワ、小じわを改善し、毛穴を引き締めて皮脂の分泌を抑制する作用があります。

注射の方法も、注射器での手打ちでの注射や、ダーマペンなどのデバイスを使っての注入もあり、いずれも麻酔クリームでの表面麻酔の後に行うため、痛みも少ないです。ダーマペン4を使う場合は、赤みのダウンタイムが1、2日程度ありますが、当日から洗顔も可能で、翌日からお化粧も可能です。

一口に肌育注射と言っても患者さんそれぞれの悩みによって様々あるため、診察によって改善させたいところや目指す肌を確認して、治療の提案をしていきます。もちろん1つの薬剤にこだわらず、複数の薬剤を使用したり、段階に合わせて使用する薬剤を変えたり、光治療やレーザーとの組み合わせも可能です。