酒さについて
ここ数年、「敏感肌ですぐに顔が赤くなる」「いつも顔に赤みがある」「肌が赤黒くくすんでいる」というような主訴で受診する患者さんが増えています。そのような方を診察すると、そのほとんどが酒さです。
酒さは、赤ら顔とも呼ばれ、顔の赤みやぶつぶつ、痒み、ひりつき、ほてりなどさまざまな症状を呈する疾患です。更年期以降の女性に多いですが、30代後半くらいからおこり、高校生など若い人もなることがあります。くすみ、毛穴の開き、肝斑の悪化などを訴える方も多いです。また、なんとなく肌全体がザラザラしたり、ニキビ様の皮疹がでたりすることも少なくありません。
原因ははっきりわかってはいませんが、紫外線や寒暖差、ストレス、アルコールや香辛料などの刺激物の摂取、ホルモンバランス、遺伝的素因等さまざまな要因が複数関係していると思われます。また、最近は、メイクやスキンケア用品が刺激になっている人も増えています。コロナ禍からのマスクによる刺激、ここ近年の猛暑や冬の寒さも関係しているのではないでしょうか。
治療としては、炎症を抑える外用薬、酒さの外用薬の他に、内服や様々な漢方薬などを用います。
自費治療では、レーザーや光治療(BBL)を使いますが、エクソソームの抗炎症作用は酒さの赤みにもよく効きます。
ご自宅でのスキンケアは、症状が落ち着くまではできるだけシンプルにすること、保湿や紫外線対策が重要なってきます。洗顔は、こすらず、固形石鹸をおすすめします。







