手の美容について

手湿疹については以前書きました。
手荒れ以外に秋の終わり頃から私の元へは手を美白したい、手のシミを改善したいなどのご相談の方がいらっしゃいます。
今日は手について私が思っていることや、ケアの方法について書きたいと思います。

手って体のパーツというより、独立した一つの器官くらい重要な役割を果たす部位ですね。そして、お顔から近いところにあるため、とても目立ち、また、大切な人に触れたり、手をつないだり、背中をさすってなぐさめたり、医学の世界でも、医療の最初は「手当て」というようなものであると聞いたこともあります。私にとっては大事にしたいパーツです。

ハンドケアについて
① ターンオーバーの促進
体は顔に比べて新陳代謝が遅く、角質が肥厚しやすので、厚くなった角質をマイルドに剥がす
● 角質柔軟剤( 尿素軟膏など)
● ピーリング石鹸
●酵素洗浄剤
●マイルドなピーリング剤
こすったり、強い刺激性は絶対によくありません。

② 保湿
保湿剤のスキンケア
かさかさは、新陳代謝を停滞させ、シミを滞りやすくします。

③刺激の少ない美白剤
体は顔に比べて炎症後色素沈着をおこしやすいため、刺激の強い美白剤はむきません。
外用する場合は、遮光も徹底してもらいます。

積極的な美白治療としては、マイルドな光治療器
当院ではBBLを照射します。全体的にかなり明るくなり改善感もあります。

④血行促進や抗酸化ケア
インナービューティと、日焼け止めを重視
ヘリオケアやビタミンC内服と年中継続的な日焼け止め使用

手だけでなく、体の美白にも共通していますので、みなさん参考にできることから始めてください。img_2752